| ◎メンテナンスコストで考える |
ご存知の方も多いと思いますが、塗料によってその耐久性は異なります。
同じ塗り替えをしても5年しかもたないものもあれば、10年以上もつ塗料もあり、値段帯も差があります。
プロの判断基準はメンテナンスコストです。
わかりやすく言うと次のような計算が成り立ちます。 |
| メンテナンスコストの比較例 |
A:塗料の耐久年数5年 塗り替えコスト60万円
1年あたりのメンテナンスコスト 60万円÷5年=12万円
B:塗料の耐久年数15年 塗り替えコスト75万円
1年あたりのメンテナンスコスト 75万円÷15年=5万円 |
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上の例では、AよりもBのほうが工事費は高いですが、耐久性の高い塗料を選んだことで1年あたりのメンテナンスコストはかなり低く抑えることができました。Bと同じ15年間の耐久性を考えると、Aの塗料では3回の塗装が必要であり、180万円もかかってしまいます。
長い目で見ると、耐久性の高い塗料を選ぶことでかなりトクする場合があることがわかります。 |
長期的なライフサイクルを考え、メンテナンスコストで判断する
ことが
ポイントになります。 |
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| ◎プロの耐久年数判断の基準を知る |
塗料の耐久性は、どのように判断したらよいのでしょうか。
正直、塗料のカタログを見ていてもどの塗料が良いのか判断することができません。正確な情報を知るには、塗料の専門家が塗料の耐久性を判断する判断材料を知ることが必要です。
塗料の耐久性の判断材料として、日本工業規格(JIS規格)で定めた塗料の性能試験があります。キセノンランプ対候性試験といい、専門家はその試験結果によるデータを塗料の耐久性能の判断材料として使用しています。 |

▲キセノンランプ
対候性試験装置 |
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1種塗料・・・紫外線照射2500時間相当(実質8年相当)で光沢保持率が80%以上のもの。
2種塗料・・・紫外線照射1200時間相当(実質4年相当)で光沢保持率が80%以上のもの。
3種塗料・・・紫外線照射600時間相当(実質2年相当)で光沢保持率が80%以上のもの。 |
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塗料の劣化の主原因は紫外線です。紫外線が塗料の分子を破壊することにより、表面がザラザラになり、光沢が落ちてきます。
その特性を利用したのが上の表のキセノンランプ対候性試験です。
塗料が自然に劣化するのを計測するのでは、塗料の性能を調べるのに、とても長い時間が必要になってしまいます。従って、キセノンランプ対候性試験では人工的に強力な紫外線を塗料に当て劣化させることで塗料の性能を計測しています。
上の表を見てみると、1種塗料は8年を経過しても光沢を保っているのに対して、3種塗料では、2、3年で光沢が劣化してきます。仕上がりは同じに見えても、後々、耐久性が全く違ってくるのです。 |
JIS規格の定めた客観的なデータで耐久性を判断することが、
正しい塗料の選択につながります。 |
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